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吉祥寺東亜興行チェーンにて。

イーストウッドの最新作。

南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領と同国代表ラグビーチームの白人キャプテンがワールドカップ制覇へ向け奮闘するドラマ。マンデラはモーガン・フリーマン。白人キャプテンはマット・デイモン。

95年のラグビーW杯の開催地は南アフリカだったものの、ラグビーは白人が大好きなスポーツで、黒人はさほど興味をもっておらず、開催国のわりにには盛り上がっていなかった。しかもチームは負け戦、低調気味。そんな中、スポーツという世界共通言語で国民の意識を変えることができると信じるマンデラは、弱小だった南アフリカ代表ラグビーチームの再建を目指すわけですね。で、そのハートにマット・デーモン演じるキャプテンが応えようとする。

大げさな演出はありませんが、なかなか軽妙なノリで見やすかったです。問題は山積みだけれども、ジワジワと人種の壁を乗り越えるような静かな友情・交流をうまーく描いているんですよね。クライマックスのラグビーの試合は、結果は知っているのについついジリジリさせられる、演出の巧さ!

南アのコトと、マンデラさんのことにもかなり興味が沸きました。あと、ラグビーって面白いですね(笑)。

吉祥寺バウスシアターにて。

メタルバンドとして80年代に一瞬ヒットしかけたものの、その後、泣かず飛ばず。でもこの30年、ずっとメタル・バンドをカナダ、トロントで続けてきた男たちの話。

もう、ボーカルのリップスとドラマーのロブは14才のときからのつきあいで。いまや二人は50代。それでもずっと「夢」を追いかけ続けてきちゃった。お金もなかなか稼げなくて…。でもやりたいことをやりつづけてきたから、後悔していない、というリップス。

このリップスがさー。なんか可愛いいんだよね。ヨーロッパまでツアーにでかけても、電車やクルマの手配が悪くて、乗り遅れたり、駅寝したりのサイアクな旅。おまけにライブハウスのオーナーともめてお金を払ってもらえなかったり(今は和解したそうな)。

で、だんだんストレスが溜まってくると、リップスは親友のロブにすぐに八つ当たりとかして、ロブの方もだんだん八つ当たりされているうちにブチ切れちゃったりして。で、リップス「やべぇ!」と思って、ロブに向かって「君は親友、家族、兄弟みたいなもんなんだよ。だから八つ当たりしちゃったんだよ!愛しているんだ!愛しているからこそなんだ!一体他に誰に感情を吐き出せばいい?」なーんていって謝る…──というのが、どうやらこの二人のパターンみたい。マッタク、50代のオヤジとはいえ、可愛いんだよなぁ。

二人の生い立ちの違い、とかも面白かったし。リップスはどうやら家族に反対されながらも、続けてきた(でもお姉さんがときには援助をしてくれたり。愛されている!)。一方、アウシュビッツにいたこともある父を持つロブの方は。父親からやりたいことをやれ!と応援されてきた(やっぱり、こういうときの対応の差って、それまでの経験とかにも寄るんでしょうかね?)。

まぁそんなこんなで、アンヴィルを続けるために、ロックして生きてきた二人。つらいこととか落ち込むこともたくさんあるよ。それでも。やるだけのコトはやった、というナットク感。泣けて来るけど、爽やかな一本でした。…それにしてもなんか日本では人気あるのね?

新宿ピカデリーにて。

評判だったので見てきましたよ。ツアー前の突然の死。

もうマイケルの体はガタガタで、ツアーなんて出来る状態じゃなかった、とかいう話なんかも聞いてたけど。映画みたら。「なんだ!全然本人やる気満々だし!こーゆーツアーをやりたかったんだ!」と思える一本でした。

映画の構成はちょっと変わっていて、マイケルの死については一切語らない。彼のこれまでのプロフィールだとかそんな説明も一切ナシ!

基本的な流れとしては、公演で使う予定だった映像(3Dとか映画風のシーンだとかね)やリハーサルでの映像を組み合わせて、マイケルはどんな公演をするつもりだったか、ということがわかるような内容になっている。当然リハーサルだから未完成なんだけど、へぇぇぇこんなふうにリハーサルしてたんだ、という舞台裏もみれ(マイケルは完璧主義者だから、こんな機会でもないと、たぶんこういう風景はファンには見せなかったハズ)、どういう舞台になるか、ってことも想像したりして。

映画としては不十分なのかもしれないけれど、彼の死後間もない「今」みるからこそ感じいることも沢山ある1本でした。見に行ってヨカッタ。

冒頭のバックダンサーのインタビューもかなり印象深かったよね。彼らがいかにマイケルを尊敬し、心酔しているか、ってことがよくわかったし。作曲や振り付けなんかも全部できちゃうマイケルの凄さも本っっ当によくわかったし。歌もいいよねぇ。

そしてマイケルってホントに純粋っていうか。天然なんだなぁ…、ということも素直に受け止められました(普通、バックダンサーやスタッフたちと円陣組んで、気持が高ぶってきたからっていきなり「環境破壊をとめよう!」とかいう話題にフラットに入っていかないよね?普通のヒトがやったら、逆に冷めちゃうし。…でもマイケルだとOK)

memo→オフィシャルサイト ここのサイトのイントロだけみても、見に行きたくなっちゃうよ。曲いいもん。

memo2→なんかこのオヤジの顔どっかでみたなぁと思ったら、ケニー・オルデガはハイスクール・ミュージカルの監督と一緒なのね。確かに歌って踊るマイケルの舞台は、ミュージカルみたいなものかも。

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